おしゃれなPythonのデスクトップアプリを簡単に作成するには、GUIライブラリであるTkinterProxlight Designerを利用するのがオススメです。本記事では、Proxlight Designerの入手方法と使い方について解説します。
pd_000
【関連記事】Pythonではじめるアプリ開発


PythonでおしゃれなGUIを作るには?

PythonのGUIライブラリで、デファクトスタンダードといえばTkinterです。ただし、Tkinterはあまりモダンなデザインとは言えません。デザイン性を求めるのであれば、他のGUIライブラリを検討するのもよいでしょう。しかし、それらがよいデザイ性を持っているかと言われると微妙なところです。

また、すでにTkinterの使い方をマスターした方にとって、僅かなデザインの差で他のGUIライブラリの使い方を習得するのは面倒に感じるかもしれません。そこで、Proxlight Designerというソフトウェアを活用することをおすすめします。
pd_004
Proxlight Designer: https://proxlight.github.io/proxlightdesigner/

Proxlight Designerは、GUIを作成するためにFigmaを使います。Figmaとは、ブラウザ上で簡単にデザインができるサービスです。GUIライブラリはTkinterを利用するので、すでにTkinterの使い方をマスターしている方にとってはProxlight Designerを使わない手はありません!!

Proxlight Designerの入手方法

以下のURLからProxlight Designerのダウンロードページにアクセスできます。

https://proxlightapps.gumroad.com/l/Proxlight-Designer


ダウンロードページの「公平な価格を設定してください:」の入力フォームに価格を入力します。 無料で試してみたい場合は、「0」と入力して[これが欲しいです!]ボタンをクリックします。
気に入った場合や、このプロジェクトに貢献したい場合は、後からでも支払いは可能です。
pd_001
次に、Eメールアドレスを入力し[手に入れる]ボタンをクリックします。あとは、ページの指示に従ってセットアップファイル(MSI)をダウンロードするだけです。
pd_002
最後に、ダウンロードしたセットアップファイル(MSI)をダブルクリックして表示される指示に従って、Proxlight Designerをインストールすれば完了です。
pd_003
スポンサードリンク

Proxlight Designerの使い方

Proxlight Designerの使い方は非常にシンプルです。以下の公式動画を一度視聴すれば、概ね使い方を理解できると思います。



動画の要点をまとめると以下の通りです。

Figmaで新しいDesign Fileを開き、GUIをデザインする。

Figmaは以下のURLにアクセスし、アカウントを作成することで無料で利用できます。

Figma: https://www.figma.com/

② デザイン作業が終了したらShareリンクを取得し、Proxlight DesignerFile URL欄に入力する。

FigmaのSettingからトークンを取得し、Proxlight DesignerToken ID欄に入力する。

④ Proxlight DesignerExport to欄をクリックしてPythonファイルを作成する場所を指定する。

⑤ Proxlight Designer[Create]ボタンをクリックしてPythonファイルを作成する。


Figmaでデザインファイルを作る際のポイント

Proxlight Designerは、FigmaのデザインファイルをPythonのコードへ変換しています。つまり、デザインファイルを作る際にいくつかのポイント(ルール)があります。

公式動画で述べられているFigmaでデザインファイル作る際のポイントは以下の点です。

・フレームの位置x, yを「0」に設定する。
フレームに配置した画像要素は「bg」と名称を付けてグループ化する。
・テキストボックスウィジェットは「TexBox」と名称を付ける。
・ボタンウィジェットは「Button」と名称を付ける。


ウィジェットの配置は、Tkinterのplace()メソッドを使用しているので、「フレームの位置x, yを「0」に設定する」は特に重要です。これを忘れると、レイアウトが崩れるので注意してください。

Figmaは多くのUIキットやテンプレートが無料で公開されているので、それらを利用すると効果的です。
一例を以下に示します。是非、活用してみてください。

Card Components Free UI Kit for Figma
Fively Material UI Figma Kit
Grada - Free Figma UI Kit

おわりに

このブログで公開しているromovePsi4runは、Proxlight Designerを使って作成しています。Proxlight Designerを使う大きな利点は、デザインする際にFigmaを利用できる点だと思います。
Pythonを使って、おしゃれでかっこいいGUIを作成したいと思っている方は、Proxlight Designerを試してみてはいかがでしょうか。

なお、Pythonでデスクトップアプリを作りたい場合は、ブログの連載記事「Pythonではじめるアプリ開発」を参照してみてください。また、書籍「Pythonではじめるデスクトップアプリ開発入門」では、さらに詳しいデスクトップアプリの開発方法を解説しています。興味がある方は、お手に取っていただければ幸いです!!