GAMESS(US)の「入手とインストール方法」について説明します。既にFirefly(PC GAMESS)を導入している方は、GAMESS(US)との機能の違いを十分理解した上で導入を検討してください(Fireflyの導入方法はこちら)。
Fireflyに比べて導入が面倒なので(特にWindows版)、明確にGAMESS(US)でやりたいたい計算がある場合にのみ導入をおすすめします。WindowsとMac両方で使用可能ですので、各OS別に説明していきます。
ga0
まず、おおまかな流れは以下の通りです。
① Webページからソフト(GAMESS(US))をリクエストする。
② 登録したメールアドレスに送られてくるURL、ユーザー名、パスワードを使いソフトをダウンロードする。
③ ダウンロードしたファイルをインストールする。

Fireflyに比べ、利用登録の記入項目が少ないのでダウンロードまでの流れは比較的楽です。また、一度利用登録をすると、次回のバージョンアップ時は直ぐにダウンロードが可能です。

1) GAMESS(US)の入手方法

1) まず、GAMESS(US)のWebページ(http://www.msg.ameslab.gov/index.html)にアクセスします。
赤枠①のGAMESS >『Download』 をクリックします。次のページに遷移し『obtain GAMESS』(赤枠②)をクリックすると、利用規約が表示されるので同意できるのであれば、『I agree to the above terms』(赤枠③)をクリックします
gu1
2) 次のページでメールアドレス((赤枠④)を入力し、利用したいOS((赤枠⑤)を選択します。Macなら一番上(古いOSは三番目)、次がWindowsだということがわかります。選択したら下の方にある『Submit Request』をクリックすると、利用登録画面が表示されるので詳細を記入します(赤枠⑥)。
gu2
すべて記入したら、下の方にある『Submit Request』をクリックし、“Registration Submitte”という画面が表示されれば利用登録(仮)完了です。

3) 一週間程度で登録が完了すると、下図のようなメール(件名:GAMESS Download)が送られてきます。がソフトのダウンロードリンク、がユーザー名、が今週のパスワード、が翌週のパスワードになります。
gu3

2) GAMESS(US)のインストール方法

ここからは、Windows版とMac版に分けて説明します。
 
【Windowsの場合】
メールのダウンロードリンクをクリックすると、下図のような画面が表示されます。64bit版の場合、本体のダウンロードは赤枠①から行います。とりあえず、赤枠①のmklを試してみてお使いの環境で不具合がある場合は、その下のpgiを試してみてください。32bitのWindowsをご使用の方は、下の方の青枠からダウンロードしてください。
gu4
のように認証を求められたら、メールに記載のあったユーザー名とパスワードを記入し、ログインをクリックするとダウンロードが開始します。
後は、ダウンロードしたファイルをインストールします。
途中インストール先を尋ねられますが、デフォルトの「C:¥Users¥Public¥gamess-64」でOKです。もしも、異なる場所を指定したい場合は、上位フォルダも含め日本語又はスペースを含まない場所にしてください(でないと、GAMESSが実行できません。)

また、Windows版は並列計算用のMPIをインストールする必要があります。64bitもしくは32bit版に応じて各ファイルをインストールしてください。
64bit版は、インストールしたgamess-64フォルダ内のMS-MPI >Version7フォルダ内のMSMpiSetup.exeをインストールしてください。 上手く行かない場合は下のA, Bの64bit版を試してみてください。
 
A) Microsoft Visual C++2010 再頒布可能パッケージ (x86)
32bitの場合は、「ファイル名:vcredist_x86.exe」をダウンロードしてインストールする。
(64bitの場合は、「ファイル名:vcredist_x64.exe」をダウンロードしてインストールする。) 
B) HPC Pack 2008 R2 MS-MPI Redistributable Package with Service Pack 4
32bitの場合は、「ファイル名:mpi_x86.msi」をダウンロードしてインストールする。
(64bitの場合は、「ファイル名:mpi_x64.msi」をダウンロードしてインストールする。) 

【Macの場合】
メールのダウンロードリンクをクリックすると、下図のような画面が表示されます。本体のダウンロードは赤枠①から行います。とりあえず、赤枠①を試してみてお使いの環境で不具合がある場合は、その下の古いバージョンを試してみてください。
ちなみに、私の場合MacBook Pro (MJLQ2J/A(Early 2015) OS Sierra 10.12.3)では、最新版を使用した際に途中で計算が終了するなど上手く行かなかったので、青枠の方をダウンロードし直しました。
gu5
のように認証を求められたら、メールに記載のあったユーザー名とパスワードを記入し、ログインをクリックするとダウンロードが開始します。
後は、ダウンロードしたファイルを解凍すると以下のようなgamessフォルダが作成されるので、アプリケーションフォルダにでも保存してください。もしも、異なる場所を指定したい場合は、上位フォルダも含め日本語又はスペースを含まない場所にしてください(でないと、GAMESSが実行できません。)
gu13

3) おわりに

今回は、GAMESS(US)の導入方法について述べました。
次回はMac版とWindows版、れぞれのGAMESS(US)の実行方法を説明していきます。

【関連記事】
GAMESS(US)を実行してみよう