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カテゴリ: 用語解説

これまで、FireflyやGAMESS(US)にはAM1やPM3といった半経験的手法が実装されていることを紹介してきました。実は、最近のGAMESS(US)では比較的新しいPM6という方法が利用可能になっています。みなさんご存知でしたか??私は、偶然GAMESSでPM6を使用している論文を見かけて驚…
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アイソデスミック反応(Isodesmic Reaction)は、計算化学の論文によく出てくるキーワードの一つです。この反応は、熱化学計算をする際に便利なのでよく用いられます。今回は、アイソデスミック反応の基本的な考え方とそれを利用した反応熱の計算方法について紹介します。 …
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前回、外部ファイルからcc-pVDZという基底関数を使ってMP2レベルの構造最適化計算を行いました。その際に新たに出てきた「cc-pVDZ」や、これを使う際に追加したキーワードは一体何を意味しているのでしょうか?今回は、cc-pVXZシリーズに関して簡単な説明と使用上の注意点に…
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これまで基底関数は、「電子がどのような大きさや形で、どの軌道にいるのか」を数式で表現したものであることを述べてきました。もし2分子以上の複合体で、互いの基底関数が重なり合ったら(影響し合ったら)どんなことが起きるのでしょうか?実は、この「基底関数の重なり」は…
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反応物から生成物へ反応が進行する際、その系は反応途中でエネルギー的に不安定な状態を経由します。「遷移状態」とはこの不安定な状態を表す直感的な概念として表現されることが多いですが、量子化学では数学的に定義できる厳密な概念です。すなわち、GAMESSなどの量子化学…
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